【連載企画】手作りリュック&アイテム特集 vol.2 ~幼稚園入園説明会にて①~

先日21日(土)に2016年度新入生説明が開かれました。入園決定された皆様、改めましておめでとうございます。そして、こちらの会では毎年恒例の光景ですが、「入園手作りアイテムたち」について、さゆり会からも数名の代表者に立っていただき、経験談を含めてお話させて頂きましたのでレポートします。

毎回様々なエピソードに心打たれるこの新入生説明会。昨年から引き続きお願いしたすみれ組(年中)保護者のお二人に加え、今年はゆり組(年少)の保護者から、パパも参戦して頂いたことで、大いに盛り上がりました。参加された新入園生保護者の皆様には、重複してしまう部分もありますが、「さゆりエピソード」としても当日の様子を残しておきたいと思います。



①自身も卒園生。時間を経てママとなり、再び足を踏み入れたこのさゆり幼稚園は、最終学歴です!(すみれ組 Yさん)

右下にあるデニム地の斜めがけバッグは、Yさんのお兄さんが小百合幼稚園に通っていた頃のもの。当時は、タスキがけのように2つのバッグ(手帳用・お弁当用)を両肩から十字に下げて通ったんだとか。もう40年近く前のバッグですが、形は違えども、可愛らしい刺繍、手作りのワッペン、園章・・・今と変わらず、想いが息づいているようですよね。親が子を思う気持ちは、もちろんいつの世も変わらないものですが、こうやって、目に見える形となって残してあげられていることって何にも変えがたい宝物だなぁと改めて・・・。



そんなエピソードを披露してくださったYさんですが、もう小学生になるお姉ちゃんが入園を決めた当時、お母様からも『不器用なあなたはすごく苦労するから、小百合は絶対やめた方がいい!』と反対されたくらい、裁縫には縁遠かったといいます。



「最初型紙を見たときは、後悔しました(笑)。高校生以来ミシンに触ったこともなくて、ボビンのつけ方すら分からず、型紙に書いてある言葉がすべて暗号に見え、本当に大変な思いをしたんです。でも、格闘しながらも、最初、リュックのフタを作り上げたときの喜びといったら・・・!娘が“ママすごいっ!”と大喜びしてくれて、その娘の喜ぶ顔が後押ししてくれて、何とか作り上げることができました。“このリュックを作ることができた私”を、自分で誇らしく思いましたし、すごい達成感で・・・。園長先生から、“小百合幼稚園はママの最終学歴よ!”と話してくださいますが、まさにその通り。小百合幼稚園を選ばなければ、挑戦すらしなかった、生涯得られなかった経験、親子の新しい関わり方、多くを学ばせていただいています。そして最後に一言。こんな私でも、何とかやってきているのです!皆さん絶対大丈夫ですからがんばってくださいね。」


心強いメッセージでした。


~リュックにフォーカス!~

左上の左リュックがお姉ちゃんのもの、右が在園のお子さんのもの。お姉ちゃんの時は、型紙通り、本当にシンプルに製作。そのお姉ちゃんの時を踏まえて、妹さんに生かした工夫は、キルト地の使い方。左のリュックは、キルト生地を主役にしたものの、時を経ると共に毛が出てきてしまった経験から、逆に裏地をキルトにしてみたんだとか。両脇のポケットは、上達の証でもあるものの、結局木の葉やドングリが入ってきてしまうそうです♪



②昨年の入園説明会を聞き、パパも一念発起!斬新なアイデアリュックは注目の的♪(ゆり組 Hさん)

小百合幼稚園のパパたちは、皆さんとっても協力的で、ママにも負けず、愛情溢れる方たちばかり・・・とは言えども、ここまでできるパパはすごい!今年の説明会にはぜひお話して頂きたいというオファーに快く応えて下さったHさん。


「去年の新入生説明会で、“子どもにとっても親にとっても、大事な思い出になるリュック・・・”と聞いたとき、それってすごくいいなぁと、とても印象に残ったんです。裁縫なんてやったこともなかったんですが、自分でやってみようかと。」

「“思い出”という言葉から連想して、最初、子供の小さい時の洋服を使おうと思ったんですよね。でも全然足りなくて。そこで、履かなくなった母親のデニムや、自分のシャツなど、できるだけ家にあるものを利用しました。それでも足りない部分は分からないながらもネットで注文したり・・・。ちなみに、背当ては100均のメッシュケース、ワンポイントのマスコットは小さい頃遊んでいた指人形を貼り付けたものです。」



洋服リメイクから100均メッシュケースまで。この発想がなんともクリエイティブ!



「とにかく心がけたのは、“毎日30分だけやる”というルール。もちろん、仕事が忙しい時期や夜の予定が入っている日、年末年始などはお休みして。でも、それ以外の日は30分確実にやると決めて、約3ヶ月かかりました。でも30分と決めたらいいこともあって、“やっぱりああしておけば良かったかな”という時にも比較的リカバリーがきくんです。」


~進め方は我流で、機能面もオリジナルです~(特別な例です。ご安心ください!)

・実はあまり説明書は読まず、とりあえず、型紙通りに切って、縫っていくという手法でやりきったこと。(※だからパッチワーク風デザインになっているんですね。)

・入り口が開き過ぎないように、一周ゴムを入れて一工夫&蓋はバックルで頑丈に♪

・リュックの肩紐をつける部分がどうしても分からず、幼稚園からリュックを借り、見よう見まねで何とか!


Hさん宅では、パパがリュック、ママがその他小物、そこにおばあちゃんも加わって最後は家族総出で入園アイテムを揃えたそう。何よりのエール!素敵なエピソードをありがとうございました。



さて、お二人が終わったところまでで長くなってしまいましたので、次項に続きます。少しお待ちくださいませ!

学校法人小百合学園 さゆり会

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