【連載企画】手作りリュック&アイテム特集 vol.3 ~幼稚園入園説明会にて②~

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③ママは絵本バッグや小物、パパはリュックを製作。想いを込めて子どもにエールを♪(すみれ組 Sさん)


幼稚園の自主グループ「はりねずみ」(手仕事を楽しむ会)でも活動されているSさんからは、絵本バッグやランチョンマット、お弁当入れなど、温かな想い溢れる作品を見せて頂きました。(※しつこいようですが、あくまで想いやエピソードとして掲載しているものなので、気負わずにに目を通してくださいね。大人でもワクワクしてしまうような作品です♪)

~ランチョンマットにフォーカス!~

左上は卒園したお兄ちゃん、右下が在園のお子さんのもの。それぞれ大好きな絵本の絵を、生地にトレースして丁寧に刺繍していったそう。本当に絵本からそのまま飛び出してきたみたい!もはや芸術の域ですが、展示されていた作品の中には、お子さんの書いた絵をトレースして刺繍している方も。


~一言アドバイス~

●お弁当箱入れ・・・説明会でも実際のお弁当箱が展示されていましたが、やはり成長と共に、フルーツ分が増えたり、お弁当箱がグンと大きくなったりするもの。幼稚園からもらう資料に書いてあるお弁当箱のサイズはあくまで目安なので、気持ち大きめに作っておくと、後々まで使えます!


●可愛いワッペン・・・前述の刺繍の例は本当に特例で、もちろん単純に縫っただけでも、子どもにとっては何より嬉しいもの。その上で、ちょっとアレンジしたいな・・・という時は、ワッペンがおススメ!(上の写真、左下のように動物アイテムなども人気です♪)今は、とっても可愛いワッペンがたくさんありますので、お子さんと選ぶのも楽しいですよ!

Sさんからはもうひとつ、リュックのご紹介も。なんとこちらは、両方ともパパの手作り!『もともとこんな形が欲しいなぁ』と思っていたチャック式の型を探して製作。こだわりは、リュック後ろにポケットをつけたこと。ノートやプリントをサッと入れられるとお子さんたちにも好評だそうです。


「上の子は卒園しても、リュックはこれがいい!と言ってずっと持っています。どんな形で色でも上手じゃなくたっていいんです、大事なのはやっぱり気持ち!“ぼくの、わたしのために作ってくれた大事なリュック”を背負うことで、気が向かない日でも、幼稚園に向かう気持ちをちょっと押してあげられたら・・・と思います。」


そんな言葉が印象的でした。そして、Sさんからは心強いご案内もありました。詳細は直前にこちらのHPにアップしますが、来年2月頃、先にもご紹介した「はりねずみ」の活動日の中で、簡単な製作相談会を開催していただけるそうです(平日午前中予定)。講習ではありませんが、2月といえば、そろそろ追い込みにかかる時期ですので、悩んでいる方にはきっと助けになるアドバイスも頂けるはず!まだ少し先にはなりますが、それまでに少しずつ進めてみてください。




④【番外編】「どれだけ大変かやってみよう・・・!」思い切って作ってみた時、その先に見えた光景とは?(小百合幼稚園 N先生)

最後に、どうしても書き留めておきたかったエピソードがあります。それは、当日司会をしてくださったN先生が、おもむろに手にしたひとつのリュックに詰まった物語。

チェックにデニムの可愛らしいこのリュックは、なんと・・・実はN先生の手作りなんです!



「毎年保護者の皆さんから経験談をお聞きする中で、“大変”なのはもちろん頭では理解していたのですが、実際どのくらい大変なのかやってみよう!と思い立ち、トライしてみたのです。製作期間は約1週間。途中、分からないところはベテランの保護者の方にこっそりお聞きしたりしつつ、何とか完成したリュックがこれなんです。リュック・・・に見えますよね?(笑)もう、本当に本当に想像以上に・・・大変でした!(苦笑)」

「でも、ある時、ある子にこのリュックを貸す機会があって。初めてこのリュックをその子が背負って園庭で走る姿を見たとき、もう、あまりの感動と嬉しさで・・・言葉にならない想いが溢れて、もう、涙が出てきました。大変だったし、細かい部分は全然うまくできなかったんですが、それでも何とか形になって、作って良かったと心から思えた瞬間です。」



そしてこのリュックは、転園されてきた方が製作している間や、少しの間だけの入園の方など、結果的に何人ものお子さんの背中を守る存在として、今とっても大事にされています。



「決して“絶対に自分で作って欲しい”と言っている訳ではなく、中にはおばあちゃんに託したり、外注される方もいらっしゃいますよね。それでも、もちろんいいんです!ただ、ほんの少しだけでも、生地を一緒に選んだり、ワッペンをつけてみたり。何かの形で想いを残してあげられると、きっと喜びも、思い出も、何倍にもなると思うので、お話をさせていただきました。」



実はそんなN先生、ご自身も、さらにお父様まで小百合幼稚園卒園という、生粋の小百合っ子。ご自身も手作り文化で育ち、十分な前知識のある先生でも、やっぱり大変だったリュック作りなんですから、実際やっぱり手ごわいです。みんな同じくらい苦労します(笑)でも、完成したとき、その先にある喜びも、苦労した分だけ格別・・・!なことも、改めて声を大にしてお伝えしつつ、説明会のレポートを終了したいと思います。



展示されていたものも含め、皆さんのこだわりやお役立ち豆知識などは、引き続き企画としてアップしていきますので、お楽しみに・・・♪

学校法人小百合学園 さゆり会

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