【連載企画】手作りリュック&アイテム特集 vol.5~卒園生の例も見てみたい!~
みなさま、遅ればせながら・・・明けましておめでとうございます!冬休みいかがお過ごしですか?りりーくらぶは既に4日からスタートしている小百合幼稚園ですが、12日から3学期もいよいよ本格始動。親子お楽しみ会、さゆりばざーると、イベントも盛りだくさんの1月、親子共々とても楽しみです。
さて、昨年末に予告させて頂いた通り、年明け最初の記事は、恒例の連載企画vol.5。題して~卒園生の例も見てみたい!編~からスタートしたいと思います。
先に申し上げておくと、今回お話をお伺いした先輩方は、手仕事上級者の方たちばかり!素晴らしすぎるリュックたちが並びますが、同じものを作ろうということではなく、少しだけでも参考にできる部分や、リュックにこめられた想い、そして卒園して改めて思うこと、など様々な視点でお話聞かせて頂きましたので、先輩の経験談として、ぜひたくさんの方に読んでいただけたら幸いです。
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それではスタートしますね!
①平成27年度卒(現小1)のOさんより。細やかな心くばりが随所に散りばめられたリュック♪
「娘のボロボロのリュックですが、もしお役に立てたら....」そんな書き出しで、エピソードを送ってきてくださったOさん。写真の中には、ボロボロどころか、細部まで丁寧に作られていて、大事にされてきたことが一目で分かるとても可愛らしいリュックが♪
赤をベースに、数種類の可愛らしい生地が組み合わされているデザインがとにかく素敵で・・・何回も見返してしまいます。蓋部分のベージュの色味と素材感、さりげないカラフルな刺繍、全体の柄合わせ技やデザインバランスはさすがの一言!
細かい部分の工夫をお聞きすることができました。
「蓋部分には、娘が大好きなマドレーヌちゃんを刺繍しました。肩紐が落ちてこないように胸でバックルを止められるようにし、汚れやすい持ち手はカバーを付けて取り外して洗えるようにしてあります。」
長く使っていても、これだけしっかり状態が保たれているのにはやはり理由がありますね。中でも、“持ち手にカバーを付ける”というアイデアは、ありそうでなかった新アイデア。これなら真似できそうです!
「今回、リュックのことから幼稚園時代を思い出し、よくみんなで3階や大学でおしゃべりしながらチクチク手作りして本当に楽しかったなぁと懐かしく思いました。」そんなコメントも寄せて頂いたOさん。卒園間近の子を持つ私としても、胸にぐっと来るものがあり・・・。
手作りした作品には、その時の光景や想いも一緒に残るもの。このリュックは子どもたちだけでなく、親にとってもやはり格別な思い出の品ですね。
②平成27年度卒(現小1)のOさんより。リクエストしてお写真を送っていただきました!
続いてご紹介するこちらのリュック、実は個人的にも大ファンで、お見かけするたびに惚れ惚れしておりました。素晴らしすぎる刺繍部分はちょっと別としても、素材感や色味、キャラクターの配置などは参考になる方もいらっしゃるはず!女の子で紺色ベースのリュック、実はとても上品で可愛いんです。
「小百合の園庭の“ぐりとぐらの家”にちなんで、ぐりぐら&森の仲間達を集めてみました。あひるのバーバちゃんが跳んでいる縄跳びの紐は、触って遊べるように、タコ糸を張りました。脇のポケットは、通園時に拾う小石やどんぐりなどの『お宝』を入れるのに役立ちました。」
絵本の世界がそのまま飛び出してきたような躍動感溢れる世界観は、すでに芸術品ですよね。チラリと見える裏地の赤×白ドットもまたアクセントで可愛いです。
「帆布の生地がごっつくて、苦労しながら制作した日々を思い出しました。娘が楽しく通園する姿を想像し、一日一匹!と刺繍に夢中でした。三年使い、擦り切れてしまった部分もあり…完成直後に撮影しておいて良かったです!」
この話をお聞きして、『Oさんのように手仕事がお得意な方でも、やっぱりリュックと格闘されたのか・・・』と、なんだかホッとしてしまいました。(レベル感は違うのですが笑、やっぱりあのリュックを作った“同志感”の絆は強い気がします♪)
Oさんはこんな風にもおっしゃっていました。
「個人的な好みですが、味わいのある無地の生地で仕立て、お誕生日のワッペンや季節の色々な飾りをつけて、足し算しながら楽しむのも素敵だと思いますよ♪」
このアドバイス、本当にそうだなぁと納得。ベースがシンプルでも、学年が進むうちに増えていくカラフルな小百合ワッペンが引き立ちますし、少し園生活に慣れて余裕が出てくると、親自身も、“ちょっとこんな風にしたいな”とアレンジしたくなったり。いきなり完成形でなくても、年月を経て段々と出来上っていくリュック・・・そんな形もむしろ斬新です♪
③平成24年度卒(現小4)、平成27年度卒(現小1)のIさんより。男の子のご兄弟リュック♪
今回の記事最後のご紹介は、ご兄弟の2つのリュック写真を送ってくださったIさんからのもの。
「写真左の水色が小4の子で、右の濃い青が小1の子です。小4の子の時は初めての子だったので無難に作ろうと思いましたが、下の子の時は勝手知ったるということもあり生地を派手にして遊んでしまいました(笑)」
最初にぱっと目を引くのは、やはり兄弟おそろいの刺繍♪あまりに可愛く、さらに綺麗に揃っているので、最初はキットなのかと思い、失礼ながらお聞きしてしまったのですが、なんとこちら、本を見ながら乗り物ばかりを集めてご自身で刺したものなんだとか。
「ちなみに上の子が卒園してから下の子が入園だったのでお揃いの刺繍で並んで歩くこともなかったんです。でも同じ図案で良かったと思っています。(こうして並べた時にかわいいなぁという親の満足です 笑)」
本当に!並べた時のお揃い感の可愛さは、また格別ですね。刺繍となるとちょっとハードルが高くなってしまいますが、『シンプル×柄物』で構想を練ってらっしゃる方は、このお写真、配置や色のバランスなど、雰囲気をイメージしやすいのではないでしょうか?
「在園中も手作りリュックっていいなぁと思っていましたが、卒園してからの方がその思いは強くなっています。リュックを作るとママは何でも作れると思うのか、今では普通に作って!と要求してきます。ママの手は魔法の手のようにうつるのでしょうね。リュックを作り、お弁当を作り、涙をふいてくれて、スマホも操る・・・」
お話を聞きながら、何だか胸がいっぱいになってしまいました。仲良く2つ並んだリュック。このリュックには、6年間過ごされたご兄弟の幼稚園生活の思い出も、そこにはもちろん親の想いも、歴史がしっかりしまってあるんだなぁとしみじみ。
以上、3名の方のエピソード、いかがでしたか?
なかなか在園中は、こんな風に振り返ることもできないものですが、今回、皆さんからお話を聞かせて頂く中で、色々と感じるものがありました。今、こうやって手をかけて、時間をかけて、四苦八苦しながらも、楽しみながら子どもたちと過ごしている時間。慌しく過ぎていく3年間ですが、これからの人生にとって、とてもとても大事なものになるんだなぁということ、よく園長先生もお話してくださっていますが、本当にそうなんですね。
そして、最後Iさんがおっしゃっていた“子どもたちは、ママの手は魔法の手だと思っている・・・”。この言葉に、手作り文化の中で育まれる子どもとの関係性が一番表れているような気がしました。先輩の言葉はやっぱりすごいですね!改めまして、お話聞かせて頂いた皆様、ありがとうございました!
※余談ですが、小百合幼稚園には、さまざまな特技を持った保護者の方がたくさんいらっしゃって、思いもかけない出会いや、きっかけをもらえるのも楽しみのひとつ。ここにエピソードを寄せて下さった方含め、卒園されても楽団や歌の会など、一緒に活動してくださっている方も多くいらっしゃるので、在園の方も、新入園の方も、もしお時間あったらぜひ様々な係や自主グループにも参加されてみてくださいね!
※なお、在園児&卒園生の保護者の皆様、手作りアイテムのこと、小百合幼稚園でのエピソード、随時募集しておりますので、ぜひお気軽に写真を添付の上、メールでご連絡ください。幼稚園経由でも届きます♪
★最後に前記事でもお知らせしましたが、こちらでも再度ご連絡です★
【新入園児保護者の皆様へ:ここで、改めましてリュック相談会について補足事項です。】
先日の説明会で、さゆり会自主グループ「はりねずみ」の皆さんによる相談会が2月に開催予定という件、お伝えさせて頂きました。この会は、今年初めての試みとなるのですが、イメージとして、「ワンポイントアドバイス」的なものを想定しております。
通常の活動の時間を少しだけ頂いて開催する予定になりますので、質問は口頭にて、答えられる範囲内のものがメインになります。※ある程度ご自身での製作を進めて頂いた上でのご相談内容になりますこと、ご了承くださいませ。
★質問例:「この型紙のこの部分、意味がよく分からないのだけれど、どういうことだろう?」「リュックのフタのマジックテープ、補強した方が良いと聞いたけれど、どこにどうつけようか・・・」
●相談会日程は、分かり次第、こちらのHPや幼稚園掲示板等で告知致します。
●なお、リュック製作の課程で、どうしても一人で行き詰ってしまったという方は、別途幼稚園に直接ご連絡頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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