【アレルギーと向き合う私たち親子に、“一緒に子育てしていきましょう”の言葉】
私はもともと都心で働いていて、娘が一歳になったら復職する予定でした。それが、娘一歳の誕生日翌日に、食物アレルギーによるアナフィラキシーショックを起こし、当時住んでいた杉並区から、重症アレルギー児は保育園入園を許可できないと言われ、路頭に迷いました。そして人生を考え直し、会社を辞め、子供とアレルギーに向き合う道を選びました。
そんな経緯と食物アレルギーの重症レベルを、小百合入園説明会前に園長にお話し、受け入れてもらえるか相談したところ、「私は、そういう風にがんばってるお母さんを応援します。一緒に子育てしていきましょう」と力強く言ってくださいました。その懐と愛情の深さに、ただただ感動と感謝の気持ちしかありませんでした。
入園前の3月には、担任のお二人の先生たちが、アレルギーの主治医である小児総合医療センターまで来て下さり、緊急時の対応を一緒に確認して下さいましたし、幼稚園のお茶は、皆が同じものを飲めるようにと、麦茶からほうじ茶に変更までして下さいました。
他の幼稚園に行った子は、緊急時対応を断れていましたし、お茶も普通はアレルギー児だけ水筒持参です。それがさゆりでは、ハンデがあっても、極力疎外感を感じさせず、幼稚園側で工夫できることがあれば進んでやって下さる、こんな園に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。(2015年度 年少組母 ~幼稚園利用~)
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