【幼稚園説明会】ひばり組(年長)母スピーチ①【幼稚園利用】

小百合幼稚園には登園リュックやお誕生日のワッペン、毎日のお弁当などたくさんの手作り文化があります。これは、決して手作りが素晴らしいという考えの元に成り立つものではなく子供たちへの「想い」が結果として形になったものだと思います。


我が家は昨年12月に引越してきて途中入園になりますが、早速ワッペン作りがあり、刺繍なんてしたことのない私は四苦八苦。持てる力を出し切って作り上げたワッペンは、目も当てられない仕上がりに…。それでも子供は、ママが作ってくれた!とても喜んでくれて、私も何だか達成感でいっぱいでした。



今年はワッペン講習会に参加して、まず針が違う!縫い方が違う!など和気あいあい作り上げたのがとても楽しく、私の隣では普段バリバリに働いているお母さんが「まさかウン十歳になって初めて裁縫することになるとは…」と同じく背中を丸めてチクチク励んでいました。



親になっても出来ないこと、苦手なことってたくさんあると思います。お母さんになったからと言って、いきなり裁縫が好きになったりお弁当作りが趣味になったりするとは限りません。でも、子供を想って「手をかける」ことで親子の絆が深まり、自分の自信となり、後々振り返った時にかけがえのない思い出になると、教えられた気がします。



また、日々の生活に追われていると、子供の「これやりたい」「あれやって」の要求に応えられずに流してしまうことが多々ありますが、小百合幼稚園の先生方は、ひとりひとりのやってみたい!とワクワクした気持ちを大切に向き合って下さいます。



一人の子がライオンキングのチラシを持ってきて、ハイエナを作ったことをきっかけに「これやってみたい!」と、ひばり組でミュージカルをしたことがありました。配役の他にも紙ふぶき係、カメラマンになりきる子、ライト調整の子、舞台監督まで、それぞれがやりたいことを見つけて最終的には保護者へのお披露目会まで広がったのです。発表会のための練習を受け身でするのではなく、普段の子供たちのひらめきに大人が知恵を貸して形になっていくことがこの幼稚園では日常的にあります。



途中入園で親子共に馴染めるか不安でしたが、先生方やまわりのお母さん方に支えていただき、本当に温かな横の繋がりにいつも助けられています。そして、小百合幼稚園は子供の成長はもちろん、私自身も母親として成長させてもらえる貴重な場所になりました。



息子が通うひばり組(年長)には働いているお母さんも半数以上いますが、働いているいないに関わらずとても連携が強いことにも驚きました。これからこども園になることで、今まで以上に様々なライフスタイルを持つご家庭の子供たちが集まることになると思いますが、子も親も垣根なく小百合らしさに包まれてかけがえのない三年間が送れるよう、願っております。(2015年度 ひばり組(年長)鈴木 / 幼稚園利用)

学校法人小百合学園 さゆり会

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